外壁塗装専門店 Khome's 泉佐野店のブログ
『ボンドシリンダー工法』
ボンドシリンダー工法とは・・・
・コンクリート構造物のひび割れに対してエポキシ樹脂を自動的に、低圧・低速で連続注入する工法
・BC加圧ゴムの圧力により、時間をかけてゆっくり注入する
・BC加圧ゴムの本数により注入時の圧力を0.1〜0.3MPaの範囲で調整出来る
注入量の管理も、透明容器の目盛(c.c.)と表面がフラットなBCリングを採用しているので、注入量が一目で分かり、コントロールや硬化後の残量計測が正確かつ容易に行えます。
また、硬化確認は施工後のボンドシリンダー内に残った注入材で、硬化状態が容易に判断出来ます。
メリット
・構造がシンプルで施工性が良い
・作業管理も比較的容易に行う事が出来る
・確実な注入効果が得られる
・ひねってセット、ひねってスタートのワンタッチ構造
・ボンドシリンダー内への樹脂充填とBC加圧ゴムのセットが事前かつ大量にでき取り扱が簡単
・ボンドシリンダーをセットするだけで広い範囲も少人数で同時に注入出来る
施工手順(注意点)
①ひび割れの調査
ひび割れの状態、幅、長さをチェックし工程の確認
↓
②下地処理
ワイヤーブラシ、ディスクサンダー等でシール材塗布予定部を研磨し、健全な面を出す
油分があれば有機溶剤等で拭き取る
↓
②座金取り付け位置の確認
ひび割れ幅、状況に応じて注入位置を決める
↓
③座金取り付け
シール材を注入用座金に塗布しひび割れの真上に座金の中心を合わせて取り付ける
↓
④シーリング打設
ひび割れ部表面をシール材で確実に塞ぎ、注入樹脂が流出しないようにする
↓
③注入
ボンドシリンダーを用いて注入作業を行う(ひび割れ幅が大きい場合は座金を通じてポンプ等で先行注入をする)
シリンダー内の注入材が硬化前に無くなれば、すみやかに注入材を充填したボンドシリンダーと取り替え注入を続ける
↓
④座金・シール材除去
注入座金を取り外す
↓
⑤シール材撤去
シール材の除去は、ディスクグラインダーや皮すきを用いて行う
「ボンドはくりシールONE」「ボンドはくりシールクイック」は、
時間が経過すると剥離しづらくなるのですみやかに除去する
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#012 補修工程『Uカットシーリング』編
『Uカットシーリング』
Uカットシーリングとは・・・
・ひび割れを幅10mm、深さ10〜15mmほどU字に掘削してシーリングを充填する補修方法
・主に改修工事などで、1mm幅以上のひび割れを補修する時に行われる
メリット
・ひび割れに沿ってダイヤモンドカッター等でU字に深くカットする事により、シーリング材と躯体の接着面積が広くなる
・ひびが挙動(振動などで動く事)でズレが生じたり広がる場合に対しても追従する事が出来る。
・同じ箇所が短期間に再びひび割れを起こさないようにする効果がある
注意点
・U字に躯体をカットする際に、多量の粉塵が出るので防塵対策が必要
・カット部にも粉塵が残るので、シールを充填する前には清掃して密着性を損なわないようにする必要がある
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『アスファルト防水』
アスファルト防水とは・・・
・合成繊維不織布にアスファルトを貼り重ねて形成する工法
・含浸・コーティングしたシート状のルーフィング
・ルーフィングシートを積層する事によって水密性に優れた防水層が構成される
・露出仕上げ、押えコンクリート仕上げ、屋上緑化仕上げなど多彩な仕上げが可能
特徴としては、色々な施工方法があり、既存の状況に応じて様々な施工をすることが出来ます。
施工方法は熱工法・トーチ工法・常温工法(冷工法)があります。
熱工法
220℃〜270℃に溶融した防水工事用アスファルトを使用し、ルーフィングシート複数枚を交互に積層して防水層を作る工法です。
この溶融した防水工事用アスファルトを使用することが、熱工法の最大の特徴です。
常温時は固形物である防水工事用アスファルトを、灯油バーナーなどで熱して液状に溶融します。
溶融されたアスファルトは、ルーフィング類を張り付けた後、時間を経ず硬化し、防水層としての機能をすぐに発揮します。
つまり、防水層を完成させるまでの作業時間の中に養生時間や養生期間がなく、防水層を容易に作ることができます。
アスファルトは熱すると液状になり、冷えると固体状になるという性質をうまく防水工事に適用していますね。
しかし、この工法の問題点は溶融したアスファルトの異臭や煙を放つこと、溶融温度が220℃~270℃と極めて高温であることから近隣の環境問題や、作業員の火傷などの危険性があります。
トーチ工法
改質アスファルトルーフィングシートの裏面と下地を、トーチバーナーであぶり溶かしながら張り重ねる工法です。
熱工法の溶融釜のような大がかりな設備が不要で、段取りが簡素であることが特徴です。
改質アスファルトルーフィングシートをあぶり融かして下地に張り付けるだけの簡単な作業で容易に防水層をつくることができます。
しかし、この工法の問題点は、あぶり不足などの施工不良が原因による早期劣化や雨漏りなどの不具合が多く発生していることです。
原因はトーチバーナーの火炎が強いことや温度が1000℃以上にもなることから、改質アスファルトシートに火炎を当てればすぐに融ける錯覚が生じてしまうことです。
コストパフォーマンスに優れた工法ですが、精度の高い丁寧な作業があってこそ、その防水性能が発揮される工法です。
常温工法
改質アスファルトルーフィングシートの裏面に、ゴムアスファルト粘着層を裏面にコーティングし、それを複数枚を交互に積層して張り合わせる工法です。
冷工法とも呼ばれています。
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シート防水
シート防水とは・・・
・塩化ビニールやゴム製のシート
・接着剤や機械で施工箇所に固定する
・主な施工箇所は、屋上やベランダ
・耐用年数は10年〜15年程度
メリット
・下地を選ばずに施工出来る
・シートを上から被せて防水機能を発揮する
・新築時の施工はもちろん、改修の時にシート防水以外の時でも施工が可能
・施工後に不具合が起こる心配がない
・広い面積を一度に施工出来るので工期が短縮出来る
デメリット
・複雑な施工箇所には不向き
・複雑な形状の箇所を施工すると施工後に漏水する可能性がある
・工事中に振動音が発生する
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『FRP防水』
FRP防水とは・・・
・繊維強化プラスチック(Fiberglass又はFiber Reinforced Plastics)の略
・ガラス繊維などの強化材で補強されたプラスチックという意味
・液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤に加えて混合
・混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水
出来上がった防水層は継ぎ目のないシームレスな層となり、優れた防水性能を発揮します。
FRPは数々の優れた特性を持っており、防水層は軽量かつ強靭、耐熱性、耐食性、耐候性、強度、耐水性、成型性が優れている事から「船舶」「水槽」「バスタブ」「自動車」「屋根材」などに広く使用されてます。
また、塗膜の硬化速度が速いため、何層も塗り重ねる仕様でも1日で施工を完了させる事が可能です。
主な施工カ所 一戸建ての屋上、マンションやアパートの屋上、ベランダ | |
耐用年数 10~12年程度 |
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