ペイントホームズ 伊丹店のブログ
ペイントホームズ 伊丹店の塗装工事の様子などを掲載していきます。
これは屋根の下塗り作業をしている所の写真です
あれっ?同じ写真じゃないの?と思われたかと思いますが、上が下塗り1回目、
下が下塗り2回目の写真です。
屋根は外壁とは違い、紫外線や雨の攻撃を遮る物がなく直接受けてしまう為、外壁とは比べ物にならないくらいに早く劣化してしまいます。
新築当初から、15年~20年程経過して初めて塗り替え工事をされる場合、既に屋根材の劣化が非常に進行している場合が多くみられます。
高圧洗浄で汚れを綺麗に洗い流しますと、ほとんど屋根材の素地が見えている状態に戻ります。
ここからが非常に問題なのです!!
使用する屋根用塗料にもよりますが、普通の塗料~遮熱塗料にいたるまで、ほとんどの下塗り塗料はサラサラした液体状の透明です。
素地が見えている屋根材に、この液体状の透明な塗料を塗るとどうなるかと申しますと、スポンジの様に屋根材が塗料を吸い込んでしまうのです!!
その状態で、下塗りOK!とはなりませんよね・・・。
ほとんど下塗りの効果が発揮できていない状態で、上塗りをしてしまうと後々の塗膜剥がれなどの原因になってしまいます。
上記の下の写真を見て頂くと、いかに1回目の下塗り塗料を屋根材が吸い込んでいるのかが分かります。
1回目の下塗りで屋根材に塗料を吸わせ、2回目の下塗りで本来の効果を発揮する!全てが3回塗ればOKというわけではありません!という事例をご紹介させて頂きました。
もちろん年数が経過していても3回塗りでOKという場合も多々ありますので、全てがこの事例通りという訳ではない点はご理解ください
現在、塗装工事をさせて頂いているお客様のご自宅に、雨戸などの一般的な鉄部と、塩ビ加工がされた鉄部の両方がありましたので、ご参考にと思い作業中の写真をアップしてみました
最初の写真が塩ビ加工がされた鉄部の下塗り中の写真です。
塩ビ加工のご説明をしてしまいますと、少々専門的なお話になってしまいますので、簡単な言い方で言いますと、鉄部の上に塩化~樹脂なる物を塗布してあり、表面が魚のウロコの様なデザインになっている物です。
この様な加工がされた鉄部に間違った下塗り塗料を塗ってしまいますと、可塑剤という化学物質が塗膜を通過して表面に出てきてしまい、ベタベタとした汚れやすい仕上がりになってしまいます。
それを防ぐ為に、塩ビ加工された鉄部専用の下塗り塗料にて塗装を行う必要があります
すると可塑剤の移行を止める事ができ、表面もサラサラとした綺麗な仕上がりになります
その下の写真は一般的な鉄部(雨戸など)に使用する錆止め塗料を塗装している写真です。
錆止め塗料と聞いてしまいますと、鉄部に錆が発生するのを止める為の塗料と思われがちで、確かにその目的もあるのですが、実はそれだけではありません。
鉄部と上塗り塗料の密着性を高める為に、ボンドの様な役割として鉄部用の下塗り塗料である錆止め塗料を塗装しているという使用目的もあるのです
塗装工事は、外壁と屋根だけがクローズアップされやすいですが、それ以外の付帯部分も大変重要で、それぞれの素材に合わせた専用の下塗り塗料があるのです
昨日、足場工事をさせて頂き、今日は塗装工事前の高圧洗浄の日です
非常に屋根が汚れていて、コケが広範囲に繁殖している状態でした。
この高圧洗浄(下地処理)は非常に重要な作業なのです!!
コケや汚れをしっかりと落とさなければ、汚れの上から塗装をする事になり、
屋根材と塗料がほとんど密着せず、短期間で塗膜が剥がれてしまいます
よく塗膜が剥がれた屋根を見かけられるかと思います。
それは、色褪せなどの通常の経年劣化とは違い、塗装の作業工程に何らかの原因があったと
考えられます。
下塗り~中塗り~上塗りと、きっちり3回塗りをしても、この高圧洗浄の段階で手を抜いて
しまうと、10数年に一度の塗装工事が台無しになってしまいます
また些細なご相談でも何でも結構ですので、お気軽にお問合せください
サイディングボードの経年劣化についてのお話です
サイディングボードが出来た当初は、サイディングボードはノーメンテナンスで、汚れをブラシで洗って頂くだけで、半永久的に長持ちしますという事を言って売り出していた時期がありました。
しかし結局は、表面に使用されている塗料が劣化してしまい、チョーキング現象が発生してボードが雨水を吸い込み、湿気と乾燥を繰り返してボードの反りや腐食へとつながる事が判明しました。
上記の写真は少しだけボードが反ってきている状態です。
サイディングボードを使用されている建物に多く見られる経年劣化の一種です。
この様になる原因は、
①表面上の塗膜が劣化して雨水を吸い込み、湿気と乾燥を繰り返している
②シーリング(上から下までひび割れているゴムの様な物)がひび割れて、そこから雨水が入りボードの裏側で湿気と乾燥を繰り返している
③他の要因
簡単には、これくらいの原因が考えられます。
湿気と乾燥を繰り返すと反ってくる=という意味は、紙を水に濡らして乾かすと真っ直ぐには戻らない、というのと同じ様な事だとお考えください。
このボードの反りを放置してしまうと、どんどん反りが酷くなり、ボードのひび割れや腐食へとつながる可能性がありますので、一つの塗装時期のサインだとお考えください。
また何かご不明な点などございましたら、ご質問だけでも結構ですのでお気軽にご連絡ください
ご参考にまでに、今回は塀の吹付け塗装の写真をご覧ください
よくひび割れて塗膜が剥がれている塀を見かけられるかと思います。
塗膜だけが少し剥がれている場合はそれ程大きな問題はないのですが、
大概の場合が、下地のモルタルからひび割れてそこから雨水が入ったり、
上や下からの湿気などでモルタル自体が浮いている場合がほとんどです。
写真のグレーの部分は左官補修をした後の状態です。
これだけ広範囲の部分がひび割れていて下地のモルタルが浮いている状態
でした。
この様になってしまうと、左官補修をしてからローラーで色を付けるだけの
塗装では塗膜が長持ちしません。
少しでも塗膜を長持ちさせる為に、今回は分厚い塗膜を形成できる塗料にて
吹付け塗装をさせて頂きました
本当はもっと細かい部分までご説明をさせて頂きたかったのですが、文章が
長くなり過ぎる為この辺で失礼いたします(笑)
疑問に思われた事は何でも結構ですのでお気軽にお問い合わせをお願い致します