ペイントホームズ 成田店のブログ
ペイントホームズ 成田店の塗装工事の様子などを掲載していきます。
ワタクシのお気に入りの塗料でもう一つ。
ランデックスコートです。
あまり聞いたことないかと思います。
ランデックスコートはコンクリート打ち放しの撥水材としてかなりの確率で塗られています。特に大型物件。
歴史も古く、もう20年以上実績があります。
まぁ、ほとんどがコンクリート打ち放しのクリヤー(カラークリヤー)なのですが、エナメルもあるんです(ランデックスコートPB5000)。
※塗料の分類では、クリヤー以外エナメルと言います。
革靴のエナメルと少々意味が違いますよ(笑)
なぜランデックスコートが気に入っているかというと…
撥水性で水を弾く!のです。
低汚染(汚れが落ちる・洗い流す・付きにくい)の、他社ほとんどの塗料は親水性で水と馴染み、汚れを浮かせて洗い流すといううたい文句になっています。
対して、ランデックスコートは弾く!
他の塗料と逆じゃん!
真っ黒になるじゃん!と思ってしまいますね。
しか~し!汚れないんです。
なぜかというと…
ランデックスコートは無機系の塗料で、静電気を帯びないんです。
※正確には無機(シリカ系、ガラスなんかの原料)と有機(シリコン樹脂)の
ハイブリッド塗料です。
静電気が埃や汚れを壁に呼び寄せくっ付けてしまうんですね。
それと、塗装の表面が微妙に凸凹していて、それが汚れを浮かせた状態にさせているんです。因みにその凸凹は水の分子より小さいので埃なんかも余裕で浮いちゃいます。
そこで、雨が降れば…アラ不思議!汚れが流れちゃうんですね~。
よく、ハスの葉っぱの上で露が流れるイメージと言ってます。
あの状態が外壁に作れるんです。
いいでしょう!(笑)
水を弾けば、少々壁にヒビが入っても水の侵入がありません。
親水性は簡単にいうと壁に水の膜を張っているようなものなので常に湿気を帯びています。
撥水性はドライです(笑)
何だかイイことずくめですが、一つ欠点?があります。
艶消ししかないのです(>_<)
ランデックスコートでつや有りもありますが、それは親水性なのです…(PB5000NT)
なので、艶消し塗装が似合うお家におススメしています。
現状ジョリパット塗装やスタッコ塗装(最近見ないな)などの
砂壁状のお家で、今の質感を保ちたいというお客さまや
艶消しで落ち着いた雰囲気にしたい、というお客さまにはバッチリです。
…でもサイディングのお家には似合いません。
安っぽくなってしまうので、ファインシリコンフレッシュの3分ツヤをおススメします<(_ _)>
何年も塗装業界にいると「これイイね!」という塗料が出てきます。
塗りやすさもそうですが、なんといっても仕上がりの良さが
他と違う!と感じることがあるんです。
「塗料なんて、塗ってしまえばみな同じでしょ?」
なーんて思う方もいるかも知れません。
いや違うんですよ。
仕上がり具合、光沢とか、触った感じとか…
スペックはみないいこと書いてあります(笑)
しかし、「ほんとかよ!」と思う(感じる)塗料もいろいろあるわけです。
まぁそういうのはさておき、私のお気に入りの塗料をご紹介します。
それは、日本ペイントのファインシリコンフレッシュと
大日技研のランデックスコートです。
ファインシリコンフレッシュは日本ペイントのシリコンシリーズで最高ランクに
なるので、当然と言えば当然ですが、それはもう仕上がり具合が最高なんです。
光沢の上品さと言えばいいのでしょうか、何となく艶かしいのです。
触った感じもツルツルしながらもまとわり付く?矛盾してますが
触り心地が良くてずっとナデナデしたいくらいです(笑)
そんな訳で、お客さまより先に私が満足してしまったりして、
「あぁイイなぁ…自宅もこれで塗ろう」と思っているのです。
昨日11月20日関東地方は一部の地域に降るかも…なんて予報でした(降水確率30%)。
がしかし、成田近辺は朝からポツポツと…
確率30%だし曇りの予報だし、止むと見込んで現場へ。
ところがどんどん真っ暗になり
9時ごろには本降りになってしまいました。
急きょ作業中止し、現場から引き上げました。
本日はコーキングの撤去打替えの予定でしたので
コーキング取っちゃったら漏水の原因になってしまいます。
K様にはご迷惑お掛けしました。
今日は快晴でよかった!
…でも月曜はまた雨の予報です(>_<)
コーキングのノンブリードについて。
前回、変性シリコンを外部に使うというお話をしました。
でも、普通の変性シリコンではまだまだ役不足なのであります。
何故かというと、「コーキングの表面が汚れる」のです。
サイディングの目地や、モルタルのひび割れ補修の跡が
真っ黒になり目立つお家もみられます。
それはコーキングの油分(可塑剤)が染み出てきて
そこに埃などが付着し真っ黒になってしまうのです。
簡単にいうとベタベタになっちゃう!のです。
しかもかなり頑固?で、どんなに厚く塗装しても出てきます。怖いですね(笑)
なぜ油が染み出てくるのか…可塑剤の移行なんたら、と説明が長くなりますので
ここでは省きますが、せっかくきれいに塗装しても
数年後「なんだかミミズが這った跡みたいに黒くなってる~」とカッコ悪い。
そうならないための「ノンブリードタイプ」コーキングです。
油分(可塑剤)が表面に出にくくなって汚れを呼びにくいのです。
ベタベタに対してサラッとしているという感じでしょうか。
なので、塗装するなら必ずノンブリードタイプを使います。
値段はやっぱり高いのですが(普通の変性シリコンの1.5倍位)
そこでケチるようじゃプロと言えないですね(笑)
※低モジュラス(LM)とは柔らかく、外壁の動きに追従しやすいタイプです。
よくひび割れや雨漏りを直すのにコーキング材を使います。
が、しかし!使ってはいけないコーキング材があるのはご存知ですか?
それは、「シリコンコーキング」!!
ホームセンターでコーキング売り場で一番目立つし安いしな~
水に強い!なんて書いてあったりもするし、かえっていいんじゃないの?と…
はい、いいんです~使っても(^^♪
でもお風呂場や台所で使ってくださいね。
外回りに使うのはダメですよ(>_<)
なぜダメかというと、それは
「何でも弾いちゃう!」のです。
水だろうが油だろうが塗料も…あげく、同じシリコンコーキングも弾きます(^^;
固まったらもう後は何もくっつかないので、一発勝負です。
あぁ、また雨漏りしたらどうしよう…なんて。
これ実は意外とプロの建築屋さんでも使ってる人多いんです。
「だって安いじゃん!」??…(-_-)
もし一度で直らず、また次回といった状況になった場合、どうするんだろう?
打ち継ぎ・打ち直しが出来ないので完全な補修が出来ないのです。
シリコンにくっつくプライマーもありますが完璧ではないのです。
では、何を使うの?かと言えば「変性シリコンコーキング」を使います。
「変性」と言うだけあってシリコンのネガ部分を無くし、くっつくように作られています。
塗装もOKです。値段は2倍します。
が、気の利いた建築屋さんはちゃーんと「変性シリコン」を使います。
分かってるんですね~長い目で見て後々のこと考えてる。
お客様と長く付き合うにはきちんとした仕事しないとね。
塗装屋も当然ながら変性シリコン使います。ノンブリードタイプです。
このノンブリードについてはまた次回ということで…では(^^)/