今ならご成約特典

キャッシュバック

最大

50,000

見積もりご依頼

2024 11 30日まで
ログイン

外壁塗装専門店しろまるペイントの小話(塗料のこと)

しろまるペイント

4.82

11件

28件

  • キャッシュバッグ対象店
  • 見積無料

外壁塗装専門店しろまるペイントの小話

兵庫県姫路市の外壁塗装専門店のしろまるペイントが今まで学んできた外壁塗装・屋根塗装の知識をちょっとだけお教えします。業者や塗料選びの参考にしていただければと思います。

カテゴリー:塗料のこと
2023/04/18 17:18
外壁塗装の塗料の選び方について

こんにちは!

外壁塗装の塗料ってどんな塗料を選べばいいのか一般に方にもわかりやすく説明しようと思います。

実は外壁塗装の塗料には様々なメーカーから様々な塗料が販売されていますのでその数は何百種類となります。

メーカーだけでも、日本ペイント(ニッペ)関西ペイント(カンペ)エスケー化研(エスケー)という誰もがどこかで聞いたことのあるメーカーもあれば、水谷ペイント、スヅカファイン、大同塗料等、あまり聞かれたことのないメーカーもあります。それぞれがメーカーの特徴を出して塗料を作っています。例えば戸建ての仕上げ材としてシェアNO1ナノはエスケー化研です。水谷ペイントは100年を超える老舗塗料メーカーで産学連携で特徴ある塗料を作っているある意味知る人ぞ知るメーカーと言えます。

一般的に塗料の種類というと、シリコン塗料とかフッ素塗料などという言い方で語られることが多いですが、それこそ各メーカーがそれぞれウレタン塗料からフッ素塗料まで塗料を販売しています。ちなみに今はやりのチャットGPTで「外壁の塗料の種類は?」と聞いてみても、この樹脂の種類を説明されました。それだけ一般的なのかもしれませんが我々プロからするとちょっと違います。

そこで当社では、前回もご紹介したように「見た目(意匠性)」「樹脂の種類」「特徴」の3軸で説明したいと思います。

まずは、「見た目(意匠性)」です。

このように大きく分けて「単色塗料系」「砂岩調系」「石材調系」「多彩模様系」の4種類に大別できます。主な塗料が記載されていますが、それぞれの見た目の中でさらに樹脂の種類や入れている成分によって種類わけがされるので、それぞれの見た目の塗料に単色系のシリコン・フッ素、砂岩調系のアクリル・シリコン、石材調系のシリコン・フッ素、多彩塗料系のシリコン・フッ素が存在しています。

そのため、シリコン・フッ素などの樹脂の種類だけで塗料提案してくる塗装業者は不親切ではないかと思います。なぜなら、単色塗料のほとんどの塗料はテカテカとした光沢があります。例えばジョリパッドのような砂岩調の塗料は基本的に艶消しの塗料なので、その上に単色系の塗料を塗ると雰囲気が全く変わってしまいます。確かに単色系の塗料も艶消しにできるものもあるのですが、元々艶がある塗料に艶消し材を入れて艶をなくすので、性能が落ちてしまいます。一部商品では初めから艶がない状態で配合している塗料もありますが、艶消し材を入れた塗料は、重なり部分は艶が出やすくムラになりやすいので職人の腕に影響されやすいので、艶が少ない塗料を選ぶのであれば砂岩調の塗料や石材調などを選ぶ方が良いかもしれません。このように先ずは見た目(意匠性)から塗料を選定してみてください。

その次に樹脂の種類を決めていきます。

一昔前までは、アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素→無機という順に耐候性が高くなるという説明がありましたが、現在は研究が進み、耐候性を下げる原因であるラジカルを発生させずらくさせる技術ラジカル制御型と言われる塗料が出てきました。これは樹脂の中にラジカルを抑制する物質を入れることで色の劣化を抑えるものです。代表的な塗料が日本ペイントのパーフェクトトップという塗料です。この塗料はラジカル制御技術を用いた塗料として有名で実はシリーズ(パーフェクトトップシリーズ)化されていて、セラミックを配合したパーフェクトセラミトップGや内装材など実はかなりの種類あります。

このラジカル制御というのは、紫外線によるラジカルの発生を抑制することで、主成分がアクリルであってもフッ素並みの耐候性になるので、この順番はあまり判断にはならなくなってしまいました。そのためシリコンがいいのかフッ素なのかという形で選ぶのではなく、自分の家の見た目でまずは塗料を選定し、その塗料の中で樹脂の種類ごとの耐候性を見て塗料を決める方が良いのではないかと思います。

そして最後の「特徴」です。

特徴というのは、前にもご紹介をした「遮熱」やその他にも「断熱」「高弾性」「耐汚染性」「耐火性」などのそれぞれに特徴を持たせた塗料も存在しています。ただし、この特徴を塗料選びの中での優先順位を高くすると、選べる塗料数はかなり少なくなります。この辺が“帯に短したすきに長し”なところで、残念ながらすべての特徴(例えば「マットな質感で遮熱性もあって、汚れにくくて、長持ちで、安く」)を持つ塗料はありませんので、できるだけこの3軸の中で優先順位をつけてどこを優先するかを考えたうえでメーカーや塗料の種類を選んでもらえる方が良いと思います。

そして最後に価格です。ある程度予想はつくと思いますが、機能性が多くなるほど高価になりがちです。ただ、外壁塗装は塗料を買うのではなく塗装というサービスを買うわけです。確かに塗料自体の価格は何倍にもなりますが、外壁塗装工事の価格の中で塗料が占める割合は3分の1ほどです。塗料によって工程が多くなるなどのことがない限り塗料が高くなっても倍の値段になることはほとんどないので安心して選んでもらえるといいと思います。と言っても1割高くなるということは十数万は確実に高くなるので慎重に選ぶことにはなると思います。

樹脂の種類で塗料を決めるようなことをせず、まずは見た目(意匠性)から種類を決め、その中で耐候性やその他特徴を踏まえて最後は価格をお財布と相談しながら決める方が良いと思います。

 

姫路・明石・神戸市の地域密着外壁・屋根塗装専門店 しろまるペイント

カテゴリー:塗料のこと
2023/04/17 16:35
外壁塗装ってどんな塗料を選んだらいいの?

こんにちは!
外壁塗装工事をしていて、お客様から最近よく聞かれるのが「シリコンの塗料やフッ素塗料とかあるけどどれがいいの?」ということです。確かに最近の方はネットなどでしっかり勉強をされるので外壁塗装をするならいい塗料でしたいと考えていると思います。今は、外壁塗装の一括見積サイトなどを活用して複数業者から見積もりを取り、見積を眺めながらどの塗料でするのがいいかなー、同じ塗料なら安いところがいいよねーと思うのはわかります。確かに同じ工事をするのであれば安い方がいいですよね。ただ、外壁塗装を塗料で選ぶのはあまりお勧めしません。例えば電化製品や車みたいに工場で完成され、完成品としてチェックをされた物を買うのであれば手に入る製品は同じものなのでできるだけ安いところで選ぶ方が良いと思います。でも外壁塗装は職人が手仕事で塗料を塗るサービスです。似ている業種だと飲食業のようなものですかね。どっちの塗料がいいか?というのはナポリタンとカルボナーラどっちにすると言っているのと同じです。こっちのお店の方がナポリタンは安い、カルボナーラ食べるならあっちの店と値段だけで決めますか?味や店の雰囲気が一緒であれば値段だけで決めてもよいですが、お店によって使っている材料や調理法・接客サービスが違うのでまずはお店を決めてから注文しませんか。
外壁塗装も同様です。どの塗料でするのが良いかを悩む前にどの業者がどのような工事をどんな手順でしてくれてどのような違いがあるのかを見て工事を頼む業者を決めてから初めて塗料選びをした方がいいです。しかも家は人生においても最も高い買い物だと思います。そんな大事な家だからこそ塗料や値段の前にきっちりしてくれる業者選びが大事だと思います。

と前書きが長くなりましたが、やっと業者が決まったところでどうやって塗料を選べばよいかをお伝えしたいと思います。
外壁塗装には主に2つの役割があります一つは「美観」もう一つは「保護」です。美観はその名の通り見た目です。色を変えたいや模様を変えたいなど見た目も大事ですね。ただ、最近の見積もり一括サイト業者は見た目を色だけの問題だと考えているところも多いように思います。一般的にシリコンやフッ素と呼ばれて提案される塗料は同じ見た目で成分だけ違う塗料が多いのが現状です。このような塗料は「フラットペイント」「単色塗料」などと呼ばれていてどの見た目もほぼ一緒です。でも実際塗料には砂岩調(砂っぽい塗料)や石材調(御影石のようにできるものも)多彩塗料(様々な色の組み合わせの塗料)と見た目が全然違う塗料もありそれぞれにシリコンやフッ素の塗料があります。見た目だけでなくそれぞれの塗料で性能や特徴、耐久性の考え方も違うので単色しかない光沢がある塗料だけしか紹介しない業者は少し不誠実なんじゃないかと思います。
そして二つ目の保護です。これは外壁塗装をする一番の目的だと思いますが、塗料の耐久性や退色性(色褪せ)だけで考えると、シリコン・フッ素の話になるんですけど、大事なのは外壁塗装をすることで家の外壁の寿命を延ばしてあげることです。そこで重要なのは実は塗料よりも工事内容です。どんなにいい性能がある塗料を使ったとしても、工事の仕方が悪ければその性能は活かせません。具体的に言えば、下地処理(ひび割れ箇所や欠損箇所の補修)メイン塗料を塗る前の下地調整剤の選定、そして塗り方(適正な塗回数や間隔)が大事になってきます。

どっちの塗料が良いかで業者を決めるよりちゃんとした工事をしてくれる事業者を選び理由がここにあります。そしてリフォームの場合は上に塗り重ねる形になるので下に残った基材や塗膜に影響が少ない塗料を選ぶのも一つの方法です。例えば前回書いた遮熱塗料などは、温度上昇を抑えることで下のサイディングが傷むのを防いでくれますし、間に断熱素材を入れることのできる塗料もあります。そのように今回塗る塗料が何年持つかというのが一番気になるところだと思いますが、家のことを考えれば今回塗装をすることで家が何年大丈夫かという視点で選んでもらった方が良いのではないかと思います。おさらいすると、外壁塗装を選ぶコツは
1.業者選び→2.見た目(意匠性)→3.工事方法→4.塗料の性能による基材の影響→5.塗料の耐久性
という順番が最もお家にとって最も良いと方法だと思います。
それでは塗料の耐久性についてです。
一般的に アクリル(4年~7年)→ウレタン(8年~10年)→シリコン(10年~15)→フッ素(15年~20年)→無機(20年~25年)という順番で説明されることが多いのではないでしょうか。確かに同じ種類(同じような成分)の塗料であれば、この順番になることが多いのですが、塗料の劣化(退色)の原因は紫外線によってラジカルというのが発生することで樹脂の結合を破壊することで起きます。そこで最近はラジカル制御型塗料というのも出てきました。これはラジカルを発生しにくくして劣化を遅らせる技術なのですが、主なメーカーのラジカル塗料の樹脂の成分はアクリルであっても12年~17年くらいの耐候性があるといわれています。何と一番ランクが低い成分でシリコンより上の耐候性があるなんてびっくりですね。そう考えると、樹脂の成分でランクが決まるという考え方は「一つのメーカーの同じシリーズの塗料の場合」という風に考えてもらった方が良いと思います。なぜならラジカルを抑制するための方法としてはラジカル制御技術だけでなく、ラジカルが発生する原因の顔料を減らす等いろいろな方法があるからです。つまりそのような説明をする業者は同じような見た目・シリーズの中で耐候性のみで値段を出している事業者ということです。せっかく大事なお家の工事です。値段や耐候性を掛け算したコスパで選ばずしっかりとした業者で家のことを第一に考えて選んでもらいたいと思います。

姫路・明石・神戸市の地域密着外壁・屋根塗装専門店 しろまるペイント

カテゴリー:塗料のこと
2023/04/14 12:24
塗料の種類(遮熱塗料編)

こんにちは!

外壁塗装工事をしていて、お客様から最近よく聞かれるのが「遮熱塗料ってどうなの?」ということです。光熱費が上がっているので、少しでもエコを考えると選択肢に入ってくるのだと思います。そこで遮熱塗料について少しお話ししていきたいと思います。

まず、遮熱塗料とは名称の通り、熱を弾く性質(遮熱)のある塗料のことです。特にリフォームではスレート屋根の塗料としてよく選択されます。遮熱塗料をスレート屋根に塗るだけで表面温度が10度~20度ほど下がるので、特に夏場では屋根の下の部屋などは数度下がる効果が期待されます。実際に施工させていただいたお宅では、「夏にエアコン温度を下げれたからよかった」「2階に上がるとモヤっとしたのが解消した」というお言葉をいただくこともあります。

そんな効果抜群の遮熱塗料ですが、どうやって熱を遮断しているのでしょうか?実は温度が上がる原因は太陽光に含まれる「赤外線」です。最近は遠赤外線ストーブというのもあるので赤外線は暖かいというイメージはあると思います。つまり太陽光にある赤外線を弾けば温度が上がりにくくなるということです。例えば黒色は太陽の光を全て吸収して跳ね返さないから黒色に見えているのです。つまり色は跳ね返った光を認識しているということです。ところが、一般的に屋根の素材って黒色とか茶色とか濃い色が多いと思います。そのため屋根が熱を吸収して熱くなります。実際に夏場に黒色のスレート屋根に上ると素手で触ると熱いと感じるほどで60度以上になる場合もあります。夏場のアスファルトが熱いのと同じようなもので60度以上になると時間はかかりますが、目玉焼きが作れるほどの熱さですね。

そこで遮熱塗料は黒色でありながら赤外線だけを跳ね返す性質を持たせた塗料なのです。その秘密は実は「白色」です。白色は黒色と反対で全ての可視光線を跳ね返すので白色に見えています。光の三原色ですね。つまり屋根を白色に塗れば遮熱塗料でなくても実は黒よりは遮熱します。そこで遮熱塗料では黒色に見えながら塗料の目に見えないくらいの大きさで白色の顔料を混ぜているのです。そうすることで表面的には黒色に見えながら白色の性質、つまり遮熱を実現しているんですね。

お客様が遮熱を選ぶ理由は、一番は遮熱による暑さ対策やエアコンの利きが良くなるがメリットとしてあるからなんですけど、私たち現場の人間からすると遮熱塗料を選ぶメリットは実はその材質の劣化を遅らせることができるからなんですね。屋根材も外壁材も痛む原因の一つは「熱」です。熱せられ、冷えるという冷温が繰り返されることで劣化速度が上がっていくのですが、遮熱塗料の使うことで熱せられる割合が減ることで熱膨張を抑制し家を長く守ることにつながることが一番のメリットです。

 

遮熱塗料は30年ほど前から発売されたのですが、その後遮熱性能を測る規格ができて、塗料の各メーカーともそれぞれの色でどの程度遮熱性能があるかを数値で表していることがほとんどです。同じ遮熱塗料でも色によって遮熱効果は違うので選ぶ際はその辺を確認してみてはいかがでしょうか。

実は最近は外壁等の遮熱塗料もあります。残念ながら外壁用の遮熱塗料を出しているメーカーは多くはありません。なぜなら、今までは、外壁は淡い色(白とかベージュとか)が多いので、屋根のように外壁には遮熱性能が求められてこなかったということもあり需要が少ないという判断で特に大手メーカーは作ってこなかったんですね。ただ、最近の窯業系サイディングはデザイン性が高くなってきて濃い色も多くなってきていますし、窯業系サンディングの唯一の欠点と言っていい蓄熱性が濃い色の場合家を傷める原因になっています。そこを防ぐために淡い色を塗る方法もありますが、せっかくデザイン性が良いのに勿体ないと思われるのであればぜひ外壁用の遮熱塗料を選ばれることをお勧めします。これはエアコン効率的なエコの要素ではなく、家を最前線で守ってくれている外壁自体の寿命を延ばしてくれる効果があるからです。

まだまだ種類が少ない外壁用遮熱塗料ですけど、ぜひ一度ご検討ください。

 

姫路・明石・神戸市の地域密着外壁・屋根塗装専門店 しろまるペイント 口コミ急上昇中!