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外壁塗装で付帯部塗装は本当に必要なのか!?

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屋根塗装・外壁塗装や相場費用、業者選び、色選びなどお客様が知っていると得する情報を記事にまとめました。

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外壁塗装で付帯部塗装は必要なのか!?

付帯部塗装の理由とは…

そもそも付帯部とは?

建物にはたくさんのパーツがあります。
外壁、屋根以外に雨樋や雨戸、破風板や笠木などこれらをまとめて付帯部と言います。
この付帯部は建物にとって重要な役割をもっています。建物の保護と美観を保つためにも外壁塗装と一緒に付帯部の塗装をおすすめします。
付帯部も外壁や屋根と同じで紫外線や雨などで劣化していきます。付帯部は素材が様々で、それぞれに合った塗料できちんとした施工をしないと雨漏りや不具合が起きてしまいます。

外壁塗装に掛かる費用は極力抑えたいものですが、劣化次第ではお見積もりの際に付帯部の施工も同時にご検討されることをおすすめします。

外壁と一緒に塗装することの多い付帯部

雨樋

年月が経ってくると色褪せてしまった雨樋をどうしようか・・・?悩まれる方が多いです。

雨樋のメンテナンスには塗装もしくは交換が必要となります。劣化症状や予算等によってどのような施工にするのか選択する必要があります。


雨樋は外壁や土台を雨水から守る重要な役割をもっています。雨水を一箇所にまとめ、管などをつたって排水設備に流し、落ちてきた雨水が建物の外壁や土台を傷めることから防いでいます。
雨樋はほとんどの場合が「塩化ビニル」というプラスチック素材で出来ています。プラスチックは紫外線に当たり続けると、衝撃に弱くなって割れやすくなるので、劣化次第では交換する必要があります。

※塩化ビニルではなく銅板などで出来ている場合は塗装不要です。

雨が多い日本において、雨から守る雨樋はなくてはならない設備であり家を守る重要な役割を果たしているのです。
定期的な雨樋のメンテナンスは、外壁や屋根の劣化を防ぎ高額なリフォームを避けることにつながります。

破風板・鼻隠し

破風(はふ)…?あまり聞きなれない言葉ですよね。
破風とは雨風の侵入を防止するために住宅の屋根の先端部分に取り付けられている部材です。


破風板も屋根・外壁と同様に雨風などの影響を強く受ける場所です。破風があることで屋根材の内部に雨水の侵入を防ぐことを目的としているので、しっかりと塗装をしておかなければならない箇所です。直接雨風にさらされる箇所ですので、防水を怠ってしまうと劣化が進んでしまいます。


他にも、火災から守るという大切な役割があります。
通常住宅火災は上へ向かって延焼します。破風板によって屋根裏への火のまわりを遅らせる役目があります。

破風板の素材はお住まいによって様々ですので、素材に合う塗料の選択が必要となります。素材が劣化する前に塗装メンテナンスを行なうことをおすすめします。

軒天

外壁の外側で下から見たときに天井から突き出ている部位を「軒」と言い、その裏側が軒の天井ということで「軒天」という呼び名がついたようです。
この軒天がないと屋根裏の野地板や垂木が丸見えになり、非常に見栄えが悪くなってしまいます。

軒天も外壁や屋根と同じで紫外線や雨に毎日晒されている為、劣化しやすい箇所になります。
屋根裏の内部結露を防ぐため、軒天に換気口を設置することがあります。

軒天は隠れた位置で外からは見えづらいものになりますが、軒天の劣化を放置していると雨漏りの原因にもなることがありますので、定期的に点検を行い劣化している場合は塗装や張替えなどの適切な補修を行う必要があるのです。

シャッターボックス・雨戸・戸袋

昨今の日本では毎年発生する台風によって大きな被害に見舞われています。
台風の影響で強い雨風や飛来物が窓ガラスを直撃し割れてしまうということがあります。そのため台風の多い地域では雨戸をつけている住宅が多いです。
そもそも雨戸は、雨や風をよけるためにつけられています。近年では雨戸ではなくシャッターを使用している家も増えています。

窓を保護する「シャッターボックス」や「雨戸」はスチールで出来ています。スチールは劣化すると錆が発生してしまうので、錆を防ぐためにも塗装によるメンテナンスが必要です。また劣化が進むとサビの発生から穴が開いてしまいます。交換など必要以上の経費削減のためにも外壁塗装の時に同時施工の検討をおすすめします。


昔に比べて色のバリエーションが増えた雨戸やシャッター。
外壁の色や外観デザインに合わせたり、お住まいに必要な機能を考えながら選択されるとよいと思います。
※素材がスチール以外のアルミや銅板の場合は塗装不要です。

帯板・幕板

帯板(幕板)とは、家の外側についている板状の装飾材・化粧材のことです。

1階と2階の間や、ベランダの高さなどに横に走って付いていることが多いです。デザインによって、縦に付いている場合もあります。

帯板や幕板は破風板と同じ素材で出来ている場合が多くこちらも塗装が必要です。
耐久性がおちると見た目が悪くなってしまいますので、家のデザインを維持するためにもメンテナンスされることをおすすめします。

ベランダ・バルコニー

ベランダ・バルコニーのように建物の外にあるものは、外的要因により常にダメージを受けています。その中でも一番厄介なのはやはり水があげられます。

ベランダ・バルコニーには防水機能が備えられており、この防水機能がなければ雨漏りが発生してしまう可能性があります。
ベランダ防水には「防水効果がある塗料を塗布する」「防水シートを敷いていく」があります。
たとえ小さな劣化症状でも放置してしまうと建物自体に大きな負担をかけてしまい、いずれは補修工事が必要になってきます。小さな劣化でも早めの補修をおこなうことをおすすめします。

笠木(かさぎ)

笠木という言葉はあまり聞き慣れないかもしれません。塀や手すり、腰壁、パラペット(屋上の端部に設けられている立ち上がり部分)などの最上部に被せる仕上げ材を笠木と言います。
笠木には金属製・木製など様々な素材が使用されています。

ベランダは雨水や紫外線が当たるので、笠木が劣化してしまうことで、手すりから内部に雨水が浸入してしまうことで階下の居室への雨漏り、また建物自体の腐食へとつながっていってしまいます。このために笠木には防水性という重要な役割が求められているのです。


手すり

手すりは屋外階段やベランダ、玄関アプローチなどに設置されています。
外壁塗装と一緒にベランダの手すりは塗装する必要があるのか疑問に感じる方も多いと思います。外壁や屋根は塗装で綺麗になったのに、手すりだけ色褪せたまま残すのは見栄えも悪いので、出来ればベランダ手すりの塗装も行ったほうが良いです。またベランダの鉄の部分は錆びてから塗装を行う場合、サビ落としの処理が必要になり侵食が進むと凹凸が目立ってしまいキレイに仕上がりませんので、錆びる前に塗装することをおすすめします。

鉄部を塗装することで、お住まいの美観や機能低下を防ぐことが期待できるため定期的なメンテナンスをお勧めします。

窓枠

窓ガラスがはめ込まれている枠のことを言います。

窓枠には、「木製サッシ」「アルミサッシ」「樹脂サッシ」などの外壁に使われる素材とは違う素材でできたサッシが使われています。
窓枠サッシに塗る塗料の色選びは、外壁や屋根の色とのバランスを考えて調和のとれた色を選ぶのが重要です。



水切り

水切りとは、基礎と壁の境目にある金属のことをいいます。雨水などが浸入を防ぐ役割をします。
水切りが入っていない住宅もたくさんありますが、外壁の素材がサイディングである場合は大抵この水切りが入っています。
塗装工事の際は水切りの塗装もされることが多くなっています。
水切りの材質としては主に鉄板が用いられています。

雨漏りは必ずしも屋根からとは限りません。外壁との隙間などからも起こることがあります。
しっかりチェックして、大事な住まいを守りましょう。

付帯部と外壁塗装を一緒にするメリット

外壁、屋根と同じく、付帯部塗装も建物の保護と美観という目的があります。
外壁塗装と付帯部を同時に行うことで次の塗装時期を同じくらいにすることができ、塗装有無の箇所が目立つということもありません。
また、付帯部塗装にも足場を使った高所作業が必要になってきますので、外壁と同時に行うということは、足場代が一度で済み余計な費用を抑えることに繋がります。

付帯塗装の3つの注意点

【1. 素材に合った塗料で塗ってもらう】

付帯を塗装する際は必ず素材に合った塗料で塗装してもらいましょう。
塗装できる素材であるか、またどの塗料で塗装するのか、業者にきちんと素材を確認してもらった上で塗料の提案を受けましょう。


【2. 塗装する範囲を明確に記載してもらう】

付帯の塗装は必ず塗装する範囲を見積り書や契約書に記載してもらいましょう。
「付帯塗装一式=○○円」という記載をしている業者は注意が必要です。
このような業者は「工事が始まってみたら塗装してくれなかった」、「ここも塗装してほしいと言ったら高額な追加料金を請求された」などのトラブルになりかねません。

重要な書類(契約書や見積書)には数量など明確に分かるような記載をお願いしましょう。曖昧な表記をする業者に依頼するのは避けたほうがいいでしょう。


【3. 色は全体のバランスを見て決める】

塗装工事で意外と悩まれる付帯の色。
付帯の色で家全体の印象を変えることが出来ます。
あまり色を使いすぎると、まとまりのない印象になってしまうので、使用する色は家全体で3~4色におさえるようにしましょう。

まとめ

外壁塗装において、付帯部の塗装は屋根や外壁と同じくらい重要です。屋根や外壁は見た目で汚れや劣化がわかりやすい部分ですが、それ以外の部分は目立たないため状態がわかりにくくなっています。
付帯部はそれぞれ素材や役割が異なりますので、ニーズに合った塗料で施工を行うことが必要となってきます。
業者から提出された見積書をチェックする際、施工箇所を見て外壁や屋根以外の場合はどの部分をどの塗料で塗布するのか必ず業者へ確認をされることをおすすめします。

この先長く安心して住んでいただくために、屋根や外壁以外の部分もしっかりチェックして、定期的に塗装されることが望ましいです。

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